大衆演劇大衆演劇

そもそも大衆演劇とは ?

そもそも大衆演劇とは ?

“何でもアリ”のごった煮
エンターテイメント

「なんじゃこりゃ?!」
初めて大衆演劇を観たときに、そんな衝撃を受ける若い人が多いようです。
ひと言でいえば“カオス”。ド派手な衣装とライティング、芝居あり、歌あり、踊りあり…。
役者たちが会場全体を所狭しと動き回り、とにかく観客を盛り上げまくる。
舞台と観客が一体となって、アイドルのコンサートやロックフェスにもひけをとらないほど、会場は熱狂的な雰囲気に包まれていきます。

舞台は「芝居」&「舞踊・歌謡ショー」の二部または三部構成が一般的。

●芝居
人情劇(涙あり)、喜劇(笑いあり)、剣劇(興奮あり)などの時代劇が中心。
勧善懲悪を基本としたわかりやすいストーリーが大きな特長です。
役者は過剰なほど情感たっぷりに演じ、アクションも極端に大きいので、
たとえば日本語がわからない外国人の観客でも十分楽しめるほど。
60?90分の時間があっという間に感じられるほど、(いろいろな意味で)濃いお芝居が展開されます。

●舞踊・歌謡ショー
日舞を基本としながら、演歌や歌謡曲にのせて踊ったり、歌ったり…。
特に注目なのが、“女形”の所作の美しさ。男性が演じているとは思えないほどの艶かしさに、男女問わず心を奪われるはず。
そして、観客全員を巻き込んでのフィナーレは、老いも若きも一緒になって盛り上がります。おそらく、この一体感こそが、大衆演劇の一番の魅力といえるかもしれません。

日頃の稽古で磨き抜かれた「芸」と、お客様に楽しんでもらうことに徹した「サービス精神」。
日本の庶民が大切に育んできた、最も身近な究極のエンターテイメント、それが、大衆演劇です。とにかく、百聞は一見に如かず。
まずは一度、その強烈なライブ感を体験してみてください。

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