はじめまして、よろしくお願いします。
古くからの親友からお金を貸して欲しいと言われ貸すべきか悩んでいます。
友人は事業を興し赤字が続いて生活が苦しくなり助けを求めてきました。本当にいい奴ですし、誠実な男です。だから彼が困っていることは何でもやってあげたいと思いますが、お金を貸すとなると彼のためになるのかと躊躇します。
しかし、それなりにプライドを持っている彼がお金を貸して欲しいと私に言うということは、もう、本当に限界に達しているのだと察しています。彼には、まだ生まれたばかりの子供もいて奥さんも身体が強くないのです。(私は独身です)
最低でも十万円貸して欲しいと言われているのですが、金の切れ目が縁の切れ目と言うだけに貸していいものか・・・。梅沢さんならどうされるか伺ってみたいと思いました。
<音声は返答の一部をアップしています>
あーん、よくある話だな。うん。梅沢さんにもよくあるよ。「金貸してくれ!」って、うん。
まっ、梅沢さんだって借金したこといくらでもあるよ、うん。家買うときだって借金するしさ、なんか仕事するときには借金しますよ。まぁ、相手を見て、金はね。貸し借りするんだろうけど・・・。
でもね・・・。
ひとつ、梅沢さんが今まで、そのー、経験したお話しをさせてもらうとね。ほとんど返ってこねぇぞ。お金って、不思議なもんで・・・。芝居のセリフにあるんだよ、うん。「借りるときには仏顔、返すときには閻魔顔。」ってね、うん。なんだかわかる?借りたいときには、人間ってなぁ楽になりたいからねぇ・・・。
で、お金を借りられた。
そうすると、だから肩の荷が下りるよね?そうすると、だんだん返すのが、だんだん、だんだん億劫になってくるんだなぁ。で、特に友達っていうとね、どんどん甘えてくるんだよ。
スーッ。お話しきくとね、うん。お前さんがその、金を貸してくれっていう友達とは相当仲もいいんだろうしね・・・。
で、そこだよ。「金の切れ目は、縁の切れ目。」って、言うのは確かにあるよ。
いいかい?
それは頭の中に、心の中に思ってかしていかないとね。人間って、「おい、お前!こないだ貸した金、ちょっと返してくれよ。」って、お前さんが言ったとしたら、シーッ。「もうちょっと待ってよ。」「そんなこと言うなよ。もう何ヶ月も待ってんだから、早く返してよ。」 つて、お前さんが言ったとすりゃ、「なんだよ!待ってくれてもいいじゃねぇか。」って、ことになっちゃうんだよ。人間ってなぁ勝手だから、ねっ。
その辺のことを、スーッ、踏まえて「それでもいい」って言うんだったら貸してもいいんじゃないの? うん。彼、困ってんだからね。お前さんがほんとに彼を救ってあげてぇと思うんならね。
ただ、貸したときに半分くらいは返ってこねぇなって思って貸さないと、金に切れ目が縁の切れ目ってことになるよ。そう言う話しは沢山あるからね、うん。そういう風に思って、お金の貸し借りはすべきだと思うよ。
とってもいい話しだと思うな。お前さんの友達に、シーッ、えー、困ったのを救ってあげたいっていう気持ちは、うん。梅沢さん、とってもいいなぁと思うよ。でも、お前さんの気持ちを彼がどれだけ察してくれるか・・・。それはちょっと疑問点だな、うん。
そう思って、お金の貸し借りしなさい。いいね?
新着記事
梅沢富美男
1950年11月9日生まれ。福島県福島市出身。「梅沢富美男劇団」座長。大衆演劇隆盛期に活躍した花形役者の父・梅沢清と娘歌舞伎出身の母・竹沢龍千代の5男(8人兄弟の5男)として誕生。1歳7ヶ月で初舞台を踏み、15歳から兄・武生が座長を務める「梅沢武生劇団」で本格的に舞台に立つ。その後、20代半ばで舞踊ショーの女形が話題となり、一躍大衆演劇界のスターに。2012年、兄・武生から劇団を引き継ぎ、座長に。舞台では二枚目から三枚目、艶やかな女形まで幅広い役をこなし、脚本・演出・振付も手がける。そのほか、テレビドラマや映画などにも俳優として多数出演。
梅沢富美男
「下町の玉三郎」とも呼ばれ、梅沢富美男の代名詞ともいえる女形。普段の強面からは想像もつかないほど、妖艶な美しさを 醸し出すその姿が生まれるきっかけとなったのは、富美男が役者として伸び悩んでいた26歳の頃。「お前、女形をやってみないか?」という兄・武生からの提案がきっかけであった。突然の話にさっぱり理解できなかったが、座長の命令には背くことができない。仕方なく、「女性の観察・研究」を始めた。銭湯から出てくる湯上がりの女性を観察している時に不審者と間違われて警察に連行されたのは有名な話。さらに、母・龍千代から、色香漂う舞や仕草を徹底的に叩き込まれたという。メイクによる変貌ぶりだけでなく、立ち振る舞いや所作の美しさこそが、梅沢富美男演じる女形の真髄といえる。
梅沢富美男
大衆演劇のスターとなった梅沢富美男が歌の世界に飛び込んだのは、1982年のこと。小椋佳作詞・作曲による『夢芝居』が、大ヒット。3万枚売れればヒット曲といわれた時代にあって、48万枚のセールスを記録。1983年には同曲で『第34回紅白歌合戦』に出場し、一躍歌謡界のトップスターの仲間入りを果たす。その低音ボイスは、艶やかな女形姿とは一転、男の色香を発する。2012年にリリースされたNHK東日本大震災復興応援ソング『花は咲く』(花は咲くプロジェクト)にボーカルとして参加。
梅沢富美男
近年、テレビのバラエティ番組やワイドショーのコメンテーターとしても活躍。歯に衣着せぬ毒舌トークと曲がった事を嫌う 頑固オヤジキャラクターは、すっかりお茶の間にも定着。義理人情を大事にする一本気な性格が、ときに行き過ぎてしまうこともあり、ネットで炎上することもしばしば…。
梅沢富美男
芸能人の中でも、料理の腕は折紙付き。若いころに劇団の料理番を務め、寿司屋で修行したこともある。テレビなどで料理を披露するようになり、その腕前が話題に。テレビ朝日『愛のエプロン』のグランドチャンピオン決定戦では優勝を果たす。和食から洋食、中華、イタリアンまで、あらゆる料理のレシピが頭に入っており、ある材料だけを使って手早く料理するのも大の得意。地方公演などで時間ができると、気になったお店に飛び込み、板前やシェフに食材・作り方を取材し、料理レパートリーを増やしているという。