愛の喝
『Vol.112 末期余命３ヶ月の父に弟を会わせたい』
『Vol.112 末期余命３ヶ月の父に弟を会わせたい』
父親が膵臓がん末期余命３ヶ月の宣告を受けました。
宣告後、すぐに父が、
離婚して母親について行った息子に会わなければ・・・
と言いました。
頑固な父で、今の母に遠慮もあるのでしょう。
それまでは一切会いたいとは口に出しませんでしたが、
やはり死ぬ前に会って話がしたいみたいなのです。
すぐに弟に連絡しましたが、
『仕事が忙しい・休めない』
と言うのです。
弟の事を考えても、
会って話をしてみた方が良いのではないかと思うのですが・・・
遠方に１人暮らししているため、
無理やり連れて行くこともできません。
何か良い説得方法は、ないものでしょうか？
いやぁ、それは、シーッ、
もうぐずぐずしてる場合じゃないんじゃないの？
だってそうでしょう。
お父さん、余命３ヶ月って言われたんでしょ？
それで、自分の息子に会いたいっていうことだもんな。
そりゃどんなことしてでも来てもらって、
会わせてあげたら？ねぇ。
まぁ、そりゃいろいろ、一つの家庭にいろいろあるからさ。
そんなことは他人の梅沢さんが、
グズグズグズグズ言えることじゃないけども。
でもお父さんのためには、
それが一番いいんじゃないかな？
なんとかして、ひろちゃんが弟のほうに、
連絡をどんどん、どんどんして、
「頼むから会ってあげて」
って。
「お父さん、もう、余命３ヶ月だから。」
だから、お父さんのことを恨んでることもあるだろうし、
またいろんな家庭の事情があるわーなぁ。うん。
だってそうでしょう？
別れて、奥さんのとこに行ったんだもんね。
だから、
「それを忘れて会ってやってくれないか」
って、なーんとか説得していかないと。
ねっ。
嘘なんかつくことないよ。
ありのままのことを弟に話をしたら？ねっ。
そしたら必ず、うん！
弟さん、会ってくれると思うよ。
だって自分の親だもん。
お父さんだもんな。
そのお父さんが余命３ヶ月だったら、
くずくずしてる場合じゃないよ。
ひろちゃん、とにかく連絡して、
弟に来てもらいな。
ねっ。
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